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小林よしのり
2014.6.23 01:14

河野談話「検証のみで継承する」の真意


高森氏が言うように、河野談話の「検証」だけして、

「見直さず」は最低である。

右派・左派問わず、誰もが「では何のために検証したのか?

と言っている。

この度の「河野談話は検証のみで継承する」という安倍政権

の決定は、産経論壇保守やネット右翼に嫌われないための、

ぎりぎりの媚びのためであろう。

すでに首相の靖国参拝でアメリカに「失望」されて、

顔面蒼白になったばかりである。

この上、河野談話の見直しで「軽蔑」「絶望」されたら、

集団的自衛権の問題にも響く。

アメリカと「コアな支持層」の板挟みになって、

安倍くんがやれることは「検証」までだったということだ。

高森氏のように、妥協せず安倍政権を突き上げることには

反対ではない。

河野談話を見直すべし」とガンガンやってほしい。

むしろ安倍シンパの親米保守や、ネット右翼の方が、
安倍ちゃんが困るのなら、河野談話継承でもいいや、
悪いのは河野洋平と朝日新聞だもんね
」と妥協してる
ようだから。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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